小説まどかルート

― フラグ立て ― 閑静な住宅地の近くにある小さな商店街。首にバンダナを巻いた少女が指を胸の前で組み真剣に何かを祈っている。1分ほどそうしていただろうか、かたく閉じていた目をパッと開くと、目の前にある新井式回転抽選機を両手で持ちゆっくりと回す。…